絵画 小野末 花 油絵SM 油彩 原画 作品 オリジナル 花 アート インテリア 壁掛 美術館所蔵 直筆サイン 静物画 解説有 真作保証 価格相談可
¥30,000($191.24)
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【赤い花を、赤ではなく「厚み」で浮かび上がらせる。】
作品についてもう一歩深く知りたい方へ。作品情報の下に「作品解説」を掲載しています。
■作家名:小野末
■作品名:花
■技法・ED:油彩
■サイン:作家直筆サイン
■作品サイズ:縦22.7cm×横15.8cm
■作品状態:良好
■額サイズ:縦36.7cm×横29.8cm
■額状態:良好
■付属品・備考:箱、黄袋/キャンバス裏にサイン、画題
■解説:この《花》で注目したいのは、具象的なモチーフを描きながら、花の存在を輪郭ではなく絵具の物質性(立体性)によって成立させている点である。
二輪の花には厚い絵具が集中的に置かれ、花弁そのものが画面から隆起する。一方、その周囲は赤い背景と部分的に同化し、中央では橙、黄、緑、青、紫が細かな色片となって交錯する。花、葉、茎を一つずつ説明するのではなく、色と絵肌の集合から花束を立ち上げる構成となっており、具象表現の挑戦的表現に踏み込んだ画面として見ることができる。
小野末は1910年新潟市出身。安井曾太郎に師事し、一水会を中心に活動した洋画家で、後年には砂漠や岩山を描いた連作でも知られる。1982年には個展「砂漠の歌」で芸術選奨文部大臣賞を受賞。
作品の描き方や色合いから1950年代の作品と推定でき、小野が安井曾太郎に学び、一水会で活動していた戦後期にあたり、1960年からの渡欧や、その後の砂漠・岩山を中心とする制作より前の作品に位置する。小野は1938年に一水会へ初入選、1946年に会員となり、1959年には国際具象派協会の創立に参加している。
花は一度限りの題材ではない。佐久市立近代美術館には1974年制作の油彩《花》が収蔵されており、小野が後年までこのモチーフに取り組んでいたこと分かる。
本作では、赤い花を赤い地から切り離すために、色彩差ではなく厚み、寒色の差し込み、左右非対称の構図が使われている。写実の巧さだけではなく、「絵具そのものをどう画面に存在させるか」という視点から小野末を見ることのできる一作。
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