絵画 佐藤勝彦 天地無事 日本画30号大 直筆 原画 オリジナル 風景画 富士山 赤富士 不二 花 金 アート 壁掛 大作 解説 真作保証 価格相談可
¥60,000($382.47)
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■作品解説:「今日も無事に生きている。それだけで、十分めでたい。」
(さとうかつひこ)1940年旧満州大連生まれ。2017年没。書画家。若年期に重度の肺結核を経験し、生と死を強く意識したことを契機として独自の精神世界を形成。富士、不動、仏、花などを主題に、墨書と絵画を分離させることなく、一つの画面として成立させる独特の書画表現を展開した。
本作《天地無事》で注目したいのは、画題そのものを画面構成へ置き換えている点。
上部には太陽と空=「天」、中央には巨大な赤富士、下部には地上から生命が噴き出すように咲く花=「地」を配置し、その下へ巨大な墨文字を重ねている。単に富士と花を描いた吉祥画ではなく、「天地」という言葉を視覚的な構造として組み立てた作品と読み解くことができる。
さらに興味深いのが、赤、金、銀、群青、紫、緑という極めて強い色彩と、太い墨線との衝突。一般的な水墨画が余白や淡墨によって静けさを生み出すのに対し、佐藤勝彦は画面を色と文字で埋め、生命の過剰ともいえるエネルギーを表出させる。
富士も写実的な霊峰としてではなく、巨大な赤い三角形へ大胆に単純化。そこへ金銀の飛沫や絵具の擦れを加えることで、山そのものを生命体のように見せている。
佐藤は富士を「不二」と表記する作品も多く制作している。「二つとない」という語感を伴う不二は、単なる日本の名山という以上に、絶対的な存在や大自然の象徴として彼の世界観に組み込まれていたと考えられる。
そして題名の「無事」。佐藤作品には「無事」を冠した作例が複数あり、「そのまま」「安心」という言葉と結び付けられている。つまり本作の無事とは、災いを避ける願掛けだけではなく、天地自然の中で今ここに存在している生命そのものを肯定する言葉として読む方が、作家の思想には近い。
絵画、書、宗教観、吉祥性を一枚にまとめた、佐藤勝彦という作家の魅力が非常に分かりやすく表れた大作と言えよう。
■作家名:佐藤勝彦
■作品名:天地無事
■技法・ED:紙に墨彩
■サイン:落款、印
■作品サイズ:縦96.7cm×横61.7cm(窓寸)
■作品状態:概ね良好
■額サイズ:縦107.1cm×横72.2cm
■額状態:経年
■付属品・備考:箱、黄袋
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